
久高島振興会では久高島の島の農産物や海産物の買取加工販売を行っています。おばーが小さな畑で大切に育てた野菜や、おじーが釣ってきた魚などです。生産量が安定しておらず、業者に依頼してお土産品を作る程の量にはなりません。そこで私達は島でも出来る2次・3次加工で雇用の創出も行ってゆくこと、島に来て下さるお客様に料理等で提供してゆく仕組みを作ってゆくことで、農業で生計を立てる若者が出せる実力を蓄えることを目指しています。豊作でたくさんの芋が穫れたら、蒸して冷凍して、天ぷらにしたりペーストにしてムーチーにしたり羊羹にしたりします。また、島らっきょうを甘酢に漬けたり、にんにくを黒糖と酢で漬けたり、島で育ったぜんざい豆をおばーに炊いてもらって氷ぜんざい を販売したり、毎年たくさんの農産物との戦いですが少しづつ、いろいろなものが蓄積されている気がします。
国の雇用対策特別事業で2人の若者が雇用され農地を開拓し、麦や粟の栽培を始めました。五穀発祥の地久高島が五穀の実りを取り戻しつつあります…。
今後も大豆の耕作を依頼して豆腐を作ったり、サトウキビを依頼して黒糖を作ったり、台風等、厳しい気象条件の中であっても、久高島だからこそできる農業の形を提案できたらと考えています。
イラブー漁の再開から5年間、生産されたイラブーの全量を買取り、販売も行ってきました。
安座真待合所、久高待合所では島で作られたお塩やもずく、イラブー粉末、豆類やんむくじ、ぷっかかー茶などの商品の販売も行っています。